おもろいはなし・きになるはなし *17
2005.4.1(金)
新年度のスタートです。
みなさま・・・今年度も元気に仕事をされて下さいね。
パート16のファイルがいっぱいになったので
パート17をスタートさせていただきます。
ここでちょっとメモ
次男・・・入社3年目
長女・・・入社6年目
長男・・・入社10年目
夫・・・・・・・・・・32年目
みなさまの、仕事がうまくいきますよう・・・応援してますよ!!
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2005.4.4(月)
地震の爪あと
昨日の朝刊に、海ノ中道海浜公園のサイクリングロードが
亀裂、隆起、陥没・・・の写真がでていた。
また、深夜KBC・TVで・・ホークスの雁ノ巣球場の室内練習場の床が
芝生がはがれ、やはり亀裂、陥没などで・・基礎からやりなおしで1ヶ月はかかると
報じていた。また、ホークスの独身寮も被害が大きくて、生活できないので
ドーム球場近くのホテルに移動したそうだ。
また、道を歩くと・・・あちこちに亀裂があり
一見・・何事もないかのようだけれど
震度6弱のゆれで・・・被害がないはずがない。
私が住んでいる集合住宅でも、補修工事が始まった。
サッシまわりの補修が多いらしい。
近所では・・三日間断水した集合住宅もあったとか!
余震がまだまだ・・なんです!
さきほども・・・ド〜ンと揺れました。震度2だった。
先日、4.1(金)の夜9:52の震度4は怖かった。
また6がくるのか!!・・と、思わず、伏せたもんね。
それは、震源地が志賀島近くだったそうで
志賀島〜海ノ中道〜雁ノ巣〜〜〜と新しい断層の記事も新聞に
でていたことだし・・・予断は許されない。
まだまだ・・・肩が凝る!!
頼むよ・・・地球さま!!
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2005・4・6(水)
新聞によりますと〜
今朝の朝刊には、6弱の地震のとき、天神の、エレベーター式立体駐車場では
車が相次いで転落した・・との記事がでていた。
昨年10月に新車で購入した車が廃車・・・つらすぎるよね!!
大破した車から漏れたガソリンで爆発の危険もあったとも書かれていた。
また、地域によってはガス漏れのところもあったようで
火災とか、爆発・・そんなことがおきなかったのは
「奇跡だ!!」と・・・・みなさん・・・おんなじ思いなのです。
日曜日の午前中・・・これが幸いしたのですね。
また、「6弱でこの程度の被害ですむのか」・・・と、思うことの危険性も書かれている。
古賀あたり、志賀島、かすみがおか・・・東の地区でも屋根にブルーシートが
たくさんかけられている。
わたしの友人にも、かすみがおかで・・おおきな被害で何百万円も修理代が
かかりそう・・そんな人が何人もいる。
わたしのように、賃貸集合住宅住民は・・・ほんとお気楽なのだけれどね。
避難所で暮らしていらっしゃる方々の苦悩は、大変なものだと思います。
まだまだ、余震でビクビクの毎日ですが
みなさま、元気に乗り越えていきましょうね!!
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2005.4.7(木)
最近読んだ本
唯川 恵・著
「肩ごしの恋人」
2002年、第126回直木賞受賞作。
親友同士、幼馴なじみ27歳のふたりの女性が・・それぞれ模索する
「幸せ」のかたちとはー。
若い女性の本音と日常!
こんなに、思いのまま生きられるはずはないが
小説の中くらい、これくらい自由に生きてもいいか!!
いや、事実は小説より奇なり!!・・・と、信じられないことが
現実にもおきているから、いまどきの若い女性は、この作品の二人のように
貪欲に、しかも、ひたむきに・・・生きているのかもしれない。
読んでいる時は・・・この主人公の二人の暮らしを・・・感じ悪い〜〜!!と
思っていたけれど
ラストまで読むと・・・ほんとは、こういう生き方が正直で、純粋なのかしら?
などと・・・意外と・・・気分よく・・・読み終わった。
現実では・・・・本音では・・・生きられないから。
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2005.4.9(土)
お花見
ジャズダンスとエアロ60とプールを、すませて帰宅後
夫と、お花見小旅行に出かけた。
JRのウォーキングお誘いパンフレットに出ていた
「粕屋町の、駕与丁公園」
JR香椎駅から、香椎線で15分くらい、長者原の次の駅「さかど」で下車。
大濠公園を広くしたような、池を中心にした、気持ちのいい公園。
桜は・・・満開!
人々が楽しそうに宴会!
いいながめだ!!・・・平和だなあ!!
この公園の、池をめぐるウォーキング&ジョギングロードは
一周が4.2195kmで、10周すると・・・なんとマラソン42.195kmになるという
すばらしい・・・つくりになっている。
GOOD IDEA!!
ひとまわりして、立派な建築物・・「サンレイクかすや」の喫茶「さくら湖」で桜茶を
いただきひとやすみ。
帰りは、JR長者原駅からJRに乗って・・・夜汽車の雰囲気まで楽しんだ。
次男は舞鶴公園に花見に出かけていたので、
香椎駅前の「次郎長」で夕食。
いっぱいめのビールがうまい!!
夕方、4時過ぎに出かけた・・お花見小旅行!
楽しかったね!!
それにしても・・・・ことしの桜はすごい!!
かたまりで・・・満開!!
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2005.4.15(金)
短篇小説のすばらしいことよ!!
先日から、ちょこっとした時間にこまぎれに読んでいる
すばらしい短篇小説があります。
「泳ぐのに、安全でも 適切でもありません」
江国香織・著
今朝、起きて、まだ朝食の準備までに時間があったので
夫と次男がまだ寝ている静かなひととき
朝の気持ちいい時間に読書。
読み終えた。
よかった!!
すばらしい作品だった!!
いろんな人生、いろんな人々、とりどりで、不可解で。
愛にだけはためらわない・・・あるいはためらわなかった・・・女たちの物語。
なんと・・・10篇もの・・・さわやかな物語。
著者による「あとがき」
山田詠美さんの「解説」
この文章も・・・いいおんな・・・が書いたという・・・ええ文章だった。
きまりきった形にとらわれない・・・人間らしい生き方。
いいですよね。
不倫の愛に生きる短篇にも・・・爽やかさを感じました。
何なのでしょう?
人生は?
それにしても・・・・最近の女性作家の感性はすばらしいと思いませんか?
2005.4.17(日)
名島サイクリング
&
福間海岸いやしの喫茶
快晴!!さて・・山へ行くか・・海へ行くか??
サイクリングで海ノ中道〜志賀島あたりへ行こう・・・ということで
人工島をめざして出発したが
なぜか・・・通行止め。
仕方なく・・・・名島に行くことに決定。
なんと多々良川の河口あたりに、くつろぎの公園ができていた。
若いファミリーが楽しそうに遊んでいた。
さらにチャリを走らせてると・・・大西洋を飛行機で横断した
リンドバーグがなんと夫人とここ名島に着陸したという記念の
写真と説明ボードがあった。
さらに、チャリで走ると・・有名な帆柱遺跡に到着。
3700万年前の木なんですよ。
すごいものです。
さらに・・・名島神社へとチャリは走り。
階段を上って参拝。
福岡城ができるまえは、ここが重要な城で
豊臣秀吉と淀君夫妻が泊まったという城跡がある。
また
なんと・・・栃木県足利市の足利学校からもってきた梅の木があったり
歴史上の人物が身近に感じられるよね。
ランチのあと
名島サイクリングだけでは不完全燃焼!
ということで
西鉄宮地嶽線に乗って「福間」まで行った。
福間の海岸が大好きだから。
海辺では若者や、子供達がのどかに遊び
海がきらきらしていた。
いきつけの海辺の喫茶
外観も内装も家具もホワイトの・・・大好きな喫茶「CHIPS」
ケーキセットを楽しみながら・・夕方まで過ごした。
サンルームの外は砂浜で・・美しい砂浜・美しい海!!
ほんと、心がおだやかになる。
こんな家に住みたい・・などと夢のような話で
夫ともりあがっていた。
のどかな春の日曜日だった。
2005.4.20(水)
震度5強
20(水)午前6時過ぎ
まだ熟睡中だった。ド〜ンのあとグラグラ
寝室から安全なリビングへと
無意識のうちに・・・はって・・・。
怖かった。ほんとに怖かった。
そのあと・・・・4〜〜〜の余震で・・・胃が重くなる。
ストレスによる胃炎だよね!!
気分いと悪し!!
夫も次男もリビングに集まり・・
お互いに・・・「大丈夫?」。。。
都市高速が通行止めということで、次男は早めに出社。
「震度5以上の余震の確率は10%だったんじゃないと〜〜!」と言いながら!
そのあとも
余震でビクビク・・キャーキャー・・・の午前中だった。
少し、余裕が出たころ
ひざが痛い。
なんと・・・はって移動したので・・・ひざがすりむけていた。
午後2時前、ルネプールに行った。
50代主婦がわいわいおしゃべりしているなか
ある人が
「生理でもあるまいし、毎月来らんでよか!!」と言ったのには
大爆笑だった。
そうなんよね。
3月20日・・・・6弱
4月20日・・・・5強
いいかげんにせなよ〜〜〜!!!
夕方のローカルワイドを見ていると
被害状況のすさまじさを伝えていた。
やはり・・・すごい・・・被害なのです。
震源地が・・余震の震源地はだんだん陸地に近づいているのが不気味です。
西方沖から・・・志賀島に・・・!!
今朝の5強・・・震源は・・・志賀島南東端付近だったそうだ。
だから、規模のわりに揺れが大きくなったらしい。
我が家では・・・ピアノが動いていた。
2005.4.21(木)
今日は大好きなエアロビクスのクラスがあって
西新の人や、宗像の人も来られていて
いろいろ、昨日の地震の話がとびかっていた。
西新のマンション4階に住む人は、3,20(日)の地震で食器の半分が壊れ
残った半分が・・・ぎりぎりセーフだったらしい。
また、片付けてなくて、ダンボールに落ちそうなものを入れて
床に置いたままだったので助かったらしい。
やはり・・・TVは動いたらしいよ。
また、なぜか、寝ていたので無意識に本箱を脚でおさえて支えていたとか。
また、宗像の友人は食器を集めるのが趣味なので
思わず、食器戸棚を両手で支えてしまったらしい。
また、テレビがベッドに倒れ、地震がおきる直前にトイレに立ったので
一命をとりとめた・・・という人もいた。・・・・実に強運だ。
仏壇をささえていて、肩を骨折した人がいたらしいから
やはり、自分の身の安全を第一に考えることが大切だね。
玄海島で3.20に被害にあった家が今回の余震で相当のダメージをうけたらしい。
また・・・震源が近かった志賀島は土砂崩れや、家屋の被害が大きいらしい。
市内の多くの学校などのガラスがたくさん割れ、壁に亀裂も多く生じ
今後、早急な復旧工事で子供の安全を確保してほしいものだ。
今朝も・・・余震があり・・・なんか、いつも揺れている感じがする・・・みんなそんなことを言っていた。
昨夜、帰宅した次男に天神の様子を聞いたら
「南のほうに被害がでているらしい・・」と言っていた。
地球はどうなっているのだろう?
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2005.5.8(日)
つわものどもが夢のあと
長い2005年度のゴールデンウイークが終わった。
みんなが帰った翌朝・・お部屋が淋しそうだった。
長男一家&長女・・が帰省してきた。
夫の還暦祝いのお食事会を
子供達が企画して・・・招待してくれた。
桜坂の観山荘・・・りっぱな料亭だった。
それぞれバラバラに暮らしている子供達が相談して
企画実行してくれた・・・この事実がなによりのプレゼントだ。
夫も私も・・大感激の夜だった。
長男の息子・・・グランドサンRくん(もうすぐ2才11ヶ月)がすべての中心で
6人の大人が・・・心のそこから笑い・いとおしく思い・・そして癒された。
5.7(土)の夜、長男一家そして長女は飛行機で羽田へと飛び立った。
さて・・・みんなが帰った翌日、5.8(日)
私は10時までぐっすり眠った。
次男はさっさと出かけた様子。
夫と遅い朝食をすませて
ふたりで、海ノ中道海浜公園へ出かけた。少しつかれているので
今日はJR香椎線で行った。
いつ行っても、この公園は広大で・・・自然がいっぱいで心も体もリフレッシュする。
シロツメクサの満開のなかでお弁当を食べ、ひとやすみのあとは散策!
百花繚乱・・・美しい花がさきほこり・・それは見事!!
「Rくんを連れて来たかったね!!」
そして・・・夜には・・またまた夫と食事外出。
九大近くの老舗焼き鳥や・・「藤よし」
焼き鳥・たたき・その他みんなおいしかった。
夫の誕生日前日ということで
またまた乾杯!!・・・今夜は焼酎お湯割り。
3号線まで出ると・・不夜城の「楽市楽座」
けばけばしく明るいここはナンなのか?ということで
恐々入ってみた。
やあ・驚いた。
若い衆がゲームに興じ・・・ドンキホーテでは買い物に興じていた。
来てはいけないところに迷い込んだものだ。
でも、記念にお鍋とケットルを買ってバスで帰宅。
次男は深夜帰宅した。
かくして・・・・連休ラストの夜がふけて行った。
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ぼうちゅうかんあり
5.3(火)どんたくを楽しむために天神へ行った。
そのとき、福ビルの丸善で欲しかった本を見つけた。
即・購入。
なんと2005.4.25発行の新刊
桐野夏生・著
「魂萌え」
若い人には、まだ想像できない世界。
夫の急死後、世間という荒波を漂流する主人公・敏子。
六十歳を前にして、惑う心は何処へ?
ささやかな(日常)の中に豊饒な世界を描き出した
桐野夏生の新たな代表作。(帯による)
世間との係わり合いは・・・単純に面白がって読んだ。
しかし、主人公59歳の母と30代の息子と娘・・・この係わり合い。。。。
これがせつないものであった。
例えば・・・
「自分が産んで育て、愛おしくて堪らない存在だった子供たちの心が、
いつしか自分に寄り添わなくなったと感じて久しい。
家事育児に専念してきた自分の時間とは何だったのだろう。
良い母親だったはずの自分が、成長した子供たちに顧みられなくなっていく。」
自分が産み育てた結果としての・・・子供達の心。
だから・・・すべては自分の責任かもしれない。
しかし・・・連休明けにルネで同世代の友人とのおしゃべりで
みんな「どうして、自分が、自分の子供にあんなに気を使わなきゃいけないのだろうか」と
言っていた。
連休に帰省してきた子供達との係わり合いを友人たちはそんなふうに言っていた。
そんなおしゃべりを聞いていた70代の方が「帰省してくれるうちが華ですよ」と、一言。
成人し、社会人となった子供達との係わり合いは単純ではない。
それぞれの人格を尊重しながらも
愛する自分の子供だから・・・つい・・・よけいなお世話の心配をしてしまう。
それで、私は思った。
帰省とか、再会によって・・・母親は子離れできていくのではないか。。。と。
何日か生活を共にする中で、子供の自立を実感し
・・・子離れができるのではないか。。。と。
そして・・・もとの生活にもどったときに、せつなさをなぐさめてくれる配偶者の
存在のありがたさをしみじみ感じる。。。と。
つまり・・そのあと・・いたわりあって仲良く暮らそうね・・・などと話たり。
子供達が帰省している連休中に・・・実感しながら
読み終えた一冊だった。
同世代の皆様・・・是非。
これは・・・お薦めです。
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2005.5.12(木)
白石一文氏最新作。
なんと、2005.4.30発行の新刊本!!
「私という運命について」
この本も、連休中に購入していた。
前述の「魂萌え」桐野夏・著 を、読み終わって・・ここちよい気持ちが残っている中
すぐ・・一文氏の「私という運命について」を、読みはじめた。
先に読んだ「魂萌え」は、59歳の主婦・母が主人公だった。
だから・・・のめりこんで読んだ。
そして
「私という運命について」は・・・なんと29歳の独身OLさんが主人公だった。
私自身も29歳の時代はあったけれど、そのときすでに一児の母で、なおかつ
建築設計の仕事をするOLだった。
現代の独身29歳の女性の生き方・考え方・感じ方について
わたしにも20代後半の娘がいるし、息子もいるから
ひとごととは思えない。
というより、直接、子供たちに根掘り葉掘り聞くことはできないけれど
でも・・・いまどきの20代後半の若者の心を知りたい。理解したい。
そして、その主人公の母親は当然ながら私と同世代。
60前後の母親と30前後の子供達との係わり合い・・・。
これほどぴったりした教科書はないよね。
またまた・・・のめりこんでおりまする。
これが・・・
実によくできた作品なんです。
まだ読み終わってはいないけれど・・4章のうちの1章を読み終えたところだけれど
これだけで・・・ひとつの作品になっているくらいすばらしい。
2章では、主人公が東京から、博多に転勤になり、自宅が東区のマンションということで
地名もビルも施設も交通も・・・知っていることがいっぱいでてきて
うれしくなります。
これから・・・主人公が、いかに、成長するのか・・・楽しみ!!
ここで、私が思ったこと。。。。
59歳の主婦が主人公の「魂萌え」を同世代のかたに薦めたけれど
59歳主婦のみならず・・・その子供世代が読んでも・・いいのでは??
いや・・・やはり・・・幻滅の危険があるので・・・読まないほうがいいか!
ほっておいても・・20代の若者が60くらいになったら
そのとき・・親の気持ちが少しは理解できるのだからね。
2005.5.13(金)
朝食をすますと、洗濯・食器洗いだけこなして・・掃除はあとまわし・・で
早速、「私という運命について」を読みはじめた。
昨夜、寝そびれて・・2時ころまで読んでいたので・・・先に進みたくて。
それで・・・読み終えたのは午後1時すぎだった。
1章では、29歳の主人公と50代後半の母親とのやりとりもあったが・・
そんなことがこの本のテーマではなかった。
人生の選択とは・・・幸せとは・・・・これこそ・・・テーマだった。
2章では、福岡に転勤、住まいは香椎浜のマンション・・描写でネクサスとわかる。
セピア通りや、岩崎精肉店が・・山崎精肉店として登場したりした。
で・・・新しい恋をして・・別離があって・・・東京に戻る。。
3章では、主人公の弟の妻の病死と・その後の再婚。
そして、1章で別れた元恋人の発病と離婚。。。そして・・・再会。
4章では40歳になった主人公が別れた元恋人(肺癌・完治)との結婚。
そして・・・出産・・・そして新潟中越地震での夫の悲劇。
もう・・・これでもか状態の半生だ。
作者・・・白石一文氏は、今までの作品は全部、男性が主人公で
ある意味成功したなかで・・真の幸せに気づき・・ささやかな幸せを選択・・・というのが
ほとんどだった。
今回読んだのは・・・初めての29歳〜〜の女性が主人公。
一文氏は、女性にかなりの取材をして・・この作品を書いたにちがいない。
でないと、男性に女性の心の芯までわかるはずはない。
しかし・・・男性も女性も「人」だ。
この本のテーマ・・・
「人は、ほんとうにみずからの意志で自分の人生を選び取ることができるのだろうか____。」
「自分にもっともふさわしい人生の選択肢とは、幸せとは_____。」
あちこちに、すばらしい文章で人生について述べながら
人生の選択・自分の意志・・・幸せ・・・を、追求した
感動と圧巻の900枚の書き下ろしだった。
心に残ったところがたくさんあった。
ここに書こうかとも思ったけれど
あまりにも多いので断念。
読書で・・いろいろな人生を味わうことができる。
読書で、すこしでも豊かな感性の持ち主になりたいものだ。
*****************
2005.5.15(日)
エゴの木の花
毎年、この時期には、三日月山、立花山には、可憐なエゴの木の花が満開となる。
それで・・・快晴の今日、久しぶりに・・山歩きに出かけた。
(夫が・・・エゴの木の可憐な小さい白い花が大好きなのです。)
下原の三日月山の登山口まで愛チャリで。
新緑が美しく、小鳥のさえずりが愛らしく
自然を堪能!
三日月山のエゴの花はもうほとんど散っていて・・う〜ん・残念!
そして三日月山の頂上では、若者のグループや
小さい子供を連れた若いファミリー、中高年の人など
老若男女が・・・ながめを楽しんだり、シャボン玉したり、
草すべりをしたり・・・おおいに楽しんでいた。
そして・・・尾根伝いに立花山へ向かうと
途中で・・・みごとなエゴの花をいっぱい発見!!
よかった!!
今年も・・・めぐりあえたね。
立花山の頂上で一休みして・・・下山。
九産大ちかくのワールドで遅いランチを
おなかいっぱい食べて・・・帰宅。
はやめに入浴して
さわやかに・・・日曜の夜をすごしております。
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2005.5.16(月)
うれしいできごと
ルネ西新でエアロとプールを楽しみ、天神で買い物をして
帰宅したら・・・なんと・・・私宛の優しさあふれるお手紙がきていた。
長男の愛妻・・グランドサンRくんのママ・・・からのお手紙。
とっても上手なイラストつきの・・・優しい・優しい・・・お手紙。
メールもいいけど・・お手紙のほうがあたたかい。
KYO~~ちゃん・・・ほんとうにありがとう。
もうひとつ・・・うれしいできごと
母の日に次男が贈ってくれたカーネーションの鉢植え。
つぼみがたくさんついていたのだけれど
そのつぼみが開花しそうです。
植木鉢で買ったお花のつぼみはなかなかうまく開花しないのだけれど
朝、ベランダに出し、水をたっぷりあげ、夕方室内にいれ、
また、一度、肥料をあげたことで
なんとか・・・うまくいきそうですよ。
つぼみが・・・50こくらいあるけれど・・・はたして何個開花
できるのでしょう。
***********************
2005.5.17(火)
これこそ・・・おんな・女
乃南アサ・著
「夜離れ(よがれ)」
白石一文・著の29歳女性を主人公とした最新作「私という運命について」を
読み終えて・・・男性作家が書いた・・美化された女性の話を読んで・・
心理描写抜群の乃南アサさんの作品を読みたくて、本屋さんに行き・・パッと見つけたこの作品。
帯には「ホントだったら怖いけど、どこか痛快な6つのマリッジサスペンス」と
書いてあり・・・実におもしろい6つの女性を主人公にした短篇集だった。
実にみごとに・・・おんなの本質を暴露していた。
実に・・・痛快だった。
やはり・・・男性作家に「おんな」の真実は書けない、
最後に解説の形で、心理カウンセラーの仕事をされている田岡由伎さんというかたが書いた、
{カウンセラーの目線で「夜離れ」を読む}という文章が掲載されていた。
そこに
乃南さんの筆から生まれる女性たちへの眼差しは、まさに秀逸なカウンセラーの
目線だった。なぜなら、カウンセリングに来た人の言葉ではなく、その裏側で
想っていること、感じ方、受け取り方を深く見抜ける「眼力」が、
乃南さんの文章に備わっているからだ。この眼力こそが名カウンセラーに
必要な条件である。良い・悪いを選別したり、常識に囚われるのではなく
その人間のあるがままを、しっかり受け入れることができてこそ、
本物のカウンセリングの一歩となる。
と、書かれてあった。
また
この短編集に登場する女たちは、愛を求め、幸せを願いながら
「・・・はず」の世界に漂っている。そして、愛されることに飢えてゆくと、
愛する喜びから遠ざかった。
愛は取引ではない。愛した分、必ず自分に返ってくると
想っていたら、より渇いていた。
だれもが持つ「心の光と影」____。
そこから目を逸らさずに進むことで、自分だけのかけがえのない愛が生まれ、
育っていく。そのことに世の女性たちが気付くことを願いつつ、
私は、本を閉じた。
と・・・締めくくっていた。
「わかる・わかる」とニヤニヤしながら読んだ1冊だった。
おんなは怖い・したたか・・・だけれど・・・そこらへんが愛おしくもある。
********************
2005.5.20(金)
久しぶりに・・・映画鑑賞
「交渉人 真下正義」
天神東宝
日本第1号の交渉人/ネゴジエーター真下警視
東京の地下鉄を暴走させるというテロ予告。
最新鋭実験車両が一両盗まれ、暴走開始。
地下鉄TTRの総合司令室が主な舞台で、これが・・・驚いた。
東京の地下鉄はこういうふうにして・・・管理され・・・司令をうけて走っていたのね。
本物と同じとは思わないけれど・・やはりあれくらいのシステムじゃないと管理できないよね。
尼崎の脱線事故とは違うけれど、地下鉄車両内の混乱を描いたシーンもあって
とっても恐怖を感じた。
なにか問題があって、いきなり地下鉄を走る全ての電車をとめることとなったときの
混乱はすごいらしい。同時に、いろんな線でいっぱい走っているからね。
やはり、福岡の地下鉄くらいのシンプルなのが・・・ええよ!!
考えただけでも・・・ぞっとするものがある。
しかし・・・おもろかった。
役者がそろっていた。
フジTVの娯楽性が映画になってもあふれていた。
それにしても・・・悪いやつは必ずいる。
東京の無事を祈りたい。
だって・・・わたしの娘が毎日東京の地下鉄で通勤しているのだから!!
映画では、犯人との交渉は携帯。
そして・・なんでも調べるパソコンが大活躍していた。
おそるべし・・・これらの道具。
人間がこれらを作り、悪いやつが悪用し、警察も犯人つきとめるために
これらのシステムをフル作動!!
「いたちごっこ」だね。全く!!
素朴な昔がなつかしい。
昭和20年代・30年代の・・・のどかな暮らしがなつかしい。
そしてそして・・・・・5.20・・・Xday///3回目の大きい地震・・予感DAY
無事だったね!
3.20・・・6弱
4.20・・・5強
だもの・・・・・・5.20を誰でも心配するよね!!
みなさん、よかった・ほんとうによかった!!
ネットで細かい震源地リストを毎日チェックしておりますが
福岡北部を震源地とする地震は
5.20は・・・M2以下が50回
21:44にM2.7・・震源地の深さ5q・・・これが最大だった。
このときは、ど〜ん・ガタガタという感じで・・「おっ・・・やっぱりきたか!」と
恐怖が走ったが・・・すぐおさまり・・・やれやれ!!
Mはちいさいけれど、浅かったから、ど〜んときたんだね。
ネットでチェックすると、毎日M3以下、大体2以下が50回くらい余震があるのに
驚いたりするけれど
実生活では
ちょこちょこ「あれっ、今揺れなかった?」という
シーンがあるくらいだものね。
やはり・・・余震はすごいものです。
震源地の地図もネットでみれるけれど
福岡沖から、志賀島へとのび・・警固断層へと・・・。
これが気色悪い!
今後の無事を祈りましょう!!
***********
2005.5.21(土)
母の近況
5.2(月)に、わたしの娘が東京から岡山まで新幹線・そして特急で
愛媛の母のお見舞いに行ってくれた。
そのときは、母はおだやかだったみたいで・・ほっとしたものだった。
母は昔から洋裁をしていたので・・ここにきて一番こだわるのが・・「洋服・パジャマ」
妹が週に何回か様子を見に母のところへ行っているのだけれど
行く度に「着るものがない。大屋へ買いに連れて行って」と言い、
そのたびに安いものではあるけれど10枚くらい買って満足する。
だけど、次行くとまた「着るものが何も無い・・・」と。
以前に買ったものは気に入らなくて「あんたにあげる」。。。
そんなのが続いていたのだけれど
5.20(金)には・・・妹にそうとうひどい暴言をはき
しかたなくまた大屋で洋服を買ってすこしはおちついたらしいけれど
すごい形相での暴言に・・妹は憔悴しきってわたしに電話してきた。
アルツハイマー病が言わせる暴言とわかっていても
つらいものはつらい。
くやしいものはくやしい。
わたしは、妹の話をきいてあげることしかできない。
プライドだけが残ってしまった母もかわいそうだが
暴言に耐える妹こそ・・・かわいそう。
姉妹で、母のことで困惑して・・・1時間も話をする状況も
かぎりなくせつない。
例えば・・「ひちぶそでがいい。長袖はイヤ」と・・・ひちぶそでを10着買い・・
次に行くと
「あんたみたいに若くないんじゃけん、ひちぶそでなんか寒い。
長袖を買いに行く。ほんとにあんたは何にもしらんのじゃねえ」
妹は・・・買ったものを順番に捨てているらしい。
でないと・・・パンクするからね。
みなさんに・・・きれいな新しい洋服を着て見せびらかしたい。。
「その服、ええねえ!」と言ってもらいたい・・・そんな気持ちなんだろうか!
「隣のベッドのおばちゃんのパジャマみたいのがほしい」
しかし・・・全く同じだと・・・絶対着ない。
仕方なく、妹がデパートで1万円するパジャマを買って持っていったらしいけれど
御意に召さなかった模様!
自分で買わなきゃ気に入らない。
自分で買っても・・・すぐ・・・イヤになる。
どうすりゃいいのか・・・思案橋??
***********
2005.5.22(日)
整理
連休前には、衣類をかなり処分して、必要なものだけを残した。
そして、今日は・・・本棚の整理。
文庫本だけでも2000冊以上ある。
単行本も1000冊くらいはありそう。
それで、夫の発案で選別して、残すもののほこりをきれいにして
掃除した本棚に置きなおし、
処分するものを、集めておいて、古本屋さんに取りにきてもらうことにした。
「山村美紗と西村京太郎」・・・これはすごい量・・・全て処分。
$$$$$$
残すものは・・・。
ちなみに、「松本清張大先生」「夏樹静子」「笹沢左保」「宮部みゆき」
「パトリシア・コーンウエル」などなど・・・は、
推理小説部門ながら・・・全て残した。
あと、何冊かづつ、ミステリー小説の作家のものが多数あるけれど
残念ながら、よほど気に入ったものだけを残した。
もちろん、私が大好きな「乃南アサ」「小池真理子」「林真理子」「藤堂志津子」。。。
昔よく読んだ「曽野綾子」「渡辺淳一」から
最近の「白石一文」「山本文緒」「江国香織」「唯川恵」「石田衣良」「辻仁成」・・・などなど。
ちょっと前の「山崎豊子」「高樹のぶ子」などなど・・・・。
もちろん残した。
また、娘が置いて行ったもので、読んでみたい未読の作品もたくさん残した。
整理すると・・・読んでみたい本をたくさん発見できて
しばらくは・・・楽しめそう!!
あと・・・処分するのは・・・こんな感じ!
一応・・・文庫本は片付いた。
あとは・・・単行本。。。
そのうちにね。
どうして・・・いろいろ整理するのか!
だって・・・将来、誰かに、必ず、処分してもらわなきゃいけない時がくるのだから
少しでも・・・荷物は減らしておくのが・・・礼儀でしょ!!
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2005.5.27(金)
吉本ばななさん。
娘が置いていった、ばななさんの「夢について」という薄い文庫本を
ルネ西新や大橋に行くときに持って行き、バスや電車で読んだ。
これが・・・なかなか・・・おもしろい。
小娘の書いた本は・・遠慮しておこうと・・今まであまり読んでなかったのだけれど
こういう若い女性こそ、「純粋に・真剣に生きること・・を書いている」ということに
気がつき・・・娘が置いて行った・・吉本ばななさんの本を一箇所に集め
読んでやろうと言う気になっている。
まず・・・「キッチン」を読んだ。
よかった。泣かせるねえ!!若いっていいねえ!!
心が洗われた!!
わたしが、山村美紗とか西村京太郎とか・・ミステリーをよく読んでいた頃、
思春期・青年期だった娘が・・・こんなにすばらしい本を読んでいたなんて!!
なんか・・・はずかしいかぎり!!
娘(長女)が、いかにしっかり「生きる」ということを考えて生きているのか
なんか・・・少し、わかったような気がする。
そのほかにも、娘が置いて行った本には・・すばらしい作家のすばらしい作品が
いっぱいある。本棚を整理したおかげで・・・発見できた。
しばらくは・・・長女の足跡をたどる読書になりそうだ。
「夢について」「キッチン」・・・・・・右・・・吉本ばななさんの本と
江国サンの本の一部。
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2005.5.30(月)
吉本ばななさん・・・3冊目
「マリカの永い夜 ・ バリ夢日記」
マリカ〜〜〜は、精神科の女医さんジュンコと10年来の患者さんマリカ、
このふたりのバリ島への旅。
マリカは多重人格者。
このふしぎな物語。童話のような物語。
さらさらと・・さわやかに読んだ。
そして・・・バリ夢日記・・・これは、ばななさんと、仕事関係者&友人
男性3人&女性3人の9日間のバリ旅行というか
バリ滞在記。現実の旅日記。
おそらく、「マリカ〜〜〜」を書くための取材のためのバリ旅行だったのだろう。
4.27〜5.4に、長男一家がバリでのリゾートを楽しんで来たということがあり、
連休後半に、帰省してきたかれらから、ビデオや写真を見せてもらっていたので
文章を読むと・・・状況がわかる感じで
長男夫婦がはなしていたのと・・・おなじようなことが書かれていて
ほんと・・・「地上の楽園」・・・
さわやかで・・・楽しい一冊だった。
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2005.6.6(月)
吉本ばななさん・・・4冊目
「哀しい予感」
このカバーをはずすと
この、オレンジがかった赤が美しい。
ルネ西新に行くとき、バスや地下鉄で読んでいたのだけれど
カバーをはずして持って行ったので
洒落ていて・・・ちょっと・・・かっこよく読書。
内容もおもしろく・・・何度も、乗り過ごしそうになって、あわてて下車した。
若い感性がええねえ!!
この本は、ばななさんの・・・彼女の中の「ある方向性」の卵だそうです。
きっと、大切で、愛おしいものになると確信して・・・出版発行されたらしい。
まだ、半分しか読んでないけれど
ほんと・・・いい本です。
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2005.6.6(月)
久しぶりにラジオ人生相談
ルネ西新に行く準備をしながら聞いた「ラジオ人生相談」。
ちょっと関心がある内容だったので、イヤホンで聞きながら
バス停まで行き、バスに乗るとすぐ、メモしておいた。
夫との関係で若い妻からの相談だった。
許せない行動に対して、波風がたつのが怖くて
正面から向かえなくて・・・苦しくて、眠れなくて、食べられない。。。
アドバイス
「波風をたてないために、迎合していると、憎しみがつのり
(うつ)になる。波風がたっても、思っていることを言えば
元気になる。眠れるようになる。
思っていることを、堂々と、自信を持って話しなさい」
ということだった。
迎合していても・・・うまくいかなくなるのはあきらか。
ならば
はっきり言って、こわれるものなら・・こわして
そして・・・自分が元気になるのがベスト。
これは・・・よくわかる。でも・・・言い方が大切だよね。
ほんとうに好きならば
「あなたが、好きだから。お願い。聞いて・・・・」という、ひとことを先ず言ってから
思っていることを言うのがいいのではないでしょうか??
やはり、夫婦はしっかり話し合うことが、大切なのでしょうね!
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2005.6.8(水)
吉本ばななさん・・・5冊目
「白河夜船」
この本も・・・カバーをはずしてみると・・右の写真・・・ステキ!
カバーをはずして、しゃれた本を、ルネ大橋への往復のバス・電車で
読んだ。さらさら・・読めて・・・あと少し。
1989年発行のこの本は、ばななさんが1964年生まれだから
25才で書かれた作品。
若い人たちの感性って・・・こんなふうだったんだよね。
すっかり忘れていました。
自分も25才のときがあったのにね。
あまりにも・・・幾多の修羅場をのりこえると
こんなに・・・心が硬くなり、さらさらながれていかなくなるようですわ。
今の年齢で読むには・・・あまりにもみずみずしい「ばななさんの作品」
プールでゆた〜とあるいているが如く・・・いやされながら
頭の中と、血液がさらさらになっていく感じで
ゆっくり楽しんでいます。
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2005.6.10(金)
吉本ばななさん・・・6冊目
「うたかた/サンクチュアリ」
「うたかた」は・・・第99回芥川賞候補作。
「サンクチュアリ」は・・・第100回芥川賞候補作。
どちらも1988年の作品だから・・・ばななさん24才の作品。
彼女の小学校の時からの友人「中沢くん」が突然亡くなり、
この本は「中沢弘幸くんに捧ぐ」ということだそうです。
型にはまった生き方ではない人のいきざま、また、
人生は、そういつも自分にとって有利なものではなく、ずっと
特別の奴なんていない・・・とは、思えない人の悲しさ。
そして、大切な人を失った人の涙・・・。
そんな、ひっそりとした作品だった。
やはり、若者中心の話ではあるけれど・・・
作者も24才のばななさんであるけれど・・・
中年のおばさんには・・・それが・・・フレッシュジュース(しかも野菜の)を
飲んだみたいな・・・身体が、血が、心がリフレッシュするかのような
爽やかさを感じられた。
ちなみに
「サンクチュアリ」とは・・・sanctuary
1、中世に法律の及ばなかった教会などの聖域、聖所。
2、鳥獣の保護禁猟区。
月・火・水・木と4日連続でエアロ60をしたので、今日は
この本を読んだり、イオンで、フットマッサージをしてもらったり
ゆた〜とした一日だった。
北部九州は、今日、入梅。
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2005.6.12(日)
吉本ばななさん・・・・7冊目
「ハネムーン」
この本もカバーをはずすと・・・右側の写真・・・可愛い。
ばななさんの作品には、実に、夢がよく出てくる。
また、親の生き方による、子供の苦悩も多い。
若者たちは、清らかな、繊細な心で・・・こんなに苦しみながら大人になって
いくんだね。
もっと・・・・若い人に優しくしなければと・・・反省した。
こうして、娘が思春期に、青年期に愛読していた本を読むことで
若い人たちの気持ち・繊細さ・たくましさ・明るさ・哀しさ・・・などを
少し、思い出したような気がする。
親の心配を省みず、大学院生だった人と共に生活をし、
結婚退職制があった会社で働き続け、おまけに、長男・長女まで
出産した・・・若いころの自分自身のひたむきさ・・・。
やはり・・・これは私の人生のいちばん輝かしい宝物にほかならない。
やはり・・・若さはすばらしい。
苦悩することも、多いけれど・・・自分の思う道を進めるチャンスを
得たならば、思う存分、チャレンジするのが・・・若者なのだろう。
今日、6.16(水)に3才のバースデーをむかえるグランドサンRくんに
プレゼントを発送したよ。ママにも、ひとつプレゼントを入れたので
お楽しみに。
ばななさんの若者の心模様を書いた作品をたくさん読んだおかげで
若い「長男夫婦&バリ若いグランドサン」「長女」そして「次男」が
いとおしく・・・いじらしい。
みんな・・・・元気に・・・ね。
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2005.6.17(金)
吉本ばななさん・・・8冊目&9冊目
「とかげ」
「ハチ公の最後の恋人」
1993年、1994年の作品だから
ばななさんは1964年生まれだから
29才、30才のときの作品。
200ページ弱の本だから・・・すぐ読み終わった。
ますます・・・こころのおもむくままに生きる若者のはなしが
すごさをましてきていた。
小説のようには・・思うようには生きられないけれど
自分の好きなことをして、生きる喜びをう〜んと味わい、
いやなことなど・・・しなくてもべつにいいのではないの??
などと・・・思ったりした。
うしろめたく思ったりしないで・・・自由に、今しかできない「エアロ60」を
楽しんでいいんだよね。だって・・・大切な・・・わたしの人生。
子育てを終えて・・・遅ればせながら、ラッキーにも巡り合えた
「エアロビクス」なのだもの。
自分が獲得した、自分のちからで獲得した難解エアロチャレンジチャンスだものね。
本屋さんで、東野圭吾の「片想い」が新刊の文庫本で平積みされていた。
手にとってあらすじを読むと・・・読みたくなった。
でも・・・もしかして、単行本ですでに購入していたかも・・・と、自重して帰宅。
あった!本棚に!・・・かつて読んだ痕跡がある。
しかし・・・忘却。もう一度読むべし!!
それで、水曜日にルネ大橋に行くとき持参して、バスや電車で、バス停で待つ間も
のめりこみ・・・読んだ。
木曜日の夜に読み終えた。
最後のシーンだけは・・・覚えていた。
おもしろかった。ユニークだった。
男性と女性はコインの裏表ではなく、北極と南極、メビュースの輪。
ひとりの人間にも、男性的部分、女性的部分があり、いろんなシーンで
どちらかが・・・強くでる。
心と身体がバラバラの人。身体も両方持つ人。
いろいろな人がいるのですね。
どんな人でも普通に暮らせる社会がいいですね。
ばななさんの童話のようなお話の合間に読んだ・・・シリアスな1冊でした。
2001.3.30発行
4年前だもの忘却は当然。
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2005.6.18(土)
ジューンブライド
次男は、先週の土曜日、会社の先輩の結婚披露宴に出席した。
そして・・・今週も、今日、同期の(会社)人の結婚披露宴に出かけて行った。
「2週連続とは・・・すごいね」と、言ったら・・・
「六月だからっちゃろ・・」と答えた。
「それにしても・・珍しい」と、言ったら
「年に何回かある披露宴が、たまたま2週、続いただけのことったい」と言った。
O型の男性特有の感じ方のような気がする。
多分、私のように・・・A型の女性なら・・・「もう、いやになる。お祝儀ばっかり
どんどん出て行って」とか思うにちがいない。
しかも・・・・先週も今週も・・・同じホテルらしい。
先週も今週も夕方6時ころ始まる披露宴らしい。
それで
夫とわたしは・・・・先週は「オリーブ」に、イタ飯のコース料理を食べに行った。
今日も・・・何か、美味しいもの食べに行くことにした。
ちなみに・・・次男が出席した先週の披露宴は・・・・フランス料理フルコースだったらしい。
今日はどんなのだろうか??
次男に「S君は、まだ結婚しないと〜?」と尋ねたら
「30くらいまでは、せんよ〜」と答えた。
「結婚するときは、教えてね」と言ったら
「わかった」と・・・答えた。
とりあえず・・・7月末の「1級建築士試験」の勉強で頭がいっぱいのようだわ!!
なんとか、一発で合格すればいいけれど
なにせ・・・科目が多いので大変です。
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2005.6.19(日)
吉本ばななさん・・・10作目
「アムリタ・・・・上、下」
「アムリタ」とは、神様が飲む水と言う意味・・・と、本の中に書かれていた。
「生きていくっていうことは、ごくごくと水を飲むようなもの・・・」それで思いついたらしい。
超能力、記憶喪失・・夢・・・など、不思議なできごとがいっぱい出てくる作品だった。
ばななさんは、あとがきで「稚拙な小説ですが、嫌いになれません」と書いていた。
書きたかったことは「きょうだいの愛情」だったとか。
ますます・・・むつかしく(?)なってきた・・・ばななワールド。
娘が置いて行った、ばななさんの本も・・・あと、4冊くらいになってきた。
「アムリタ」は・・・1994年、ばななさん30才の作品。
日曜の朝、6時過ぎから、ベランダにハトがやってきて・・苦しそうになくので
目がさめて・・・ハトをおっぱらいながら・・・読み終えた。
今年も、キッチンのほうのベランダ(北側)の室外機の裏に、ハトに卵を産み付けられ
ほんと・・・困りました。
ハトが卵を抱いているとわかって、夫に処分してもらうまで
キッチンで流しの前に立つだけでも、気分が悪くて、ドキドキして、不安定になって
ノイローゼ寸前だったものね。ベランダのごみポリバケツに、ごみを捨てる勇気が出なくて
夫に捨ててもらったりしたものね。
だから・・・・必死でおっぱらう!!
終日、在宅の日は、一日中、南側、北側・・・両方のベランダにやってくるハトを
おっぱらう作業で・・・・気分が悪くなる。
出かけるほうが・・・精神衛生上・・・いいようだ。
以前、気がついたときには、すでにひながかえっており、巣立ちまでベランダに住み着かれ
糞害でほとほと困ったものだから
神経質になってしまう。
ちょっと前は、木の実がいっぱいなっていたり、落ちていたりして
カラスの大群が、その木の実を食べにやってきて
ハトは・・・いなくなり・・・ほっとしていた。
カラスの鳴き声も不気味だけれど。。
木の実が無くなると・・・カラスがいなくなり・・・はとが戻ってきた。
戦いは・・・負けられない!!
そして・・・蒸し暑い日曜日のお昼、ラジオを聞きながらランチを作っていると
サザンの「TUNAMI」が聞こえてきた。大好きな曲。
それで・・・・連想で・・・吉本ばななさんの「TUGUMI」を読みたくなった。
娘が読んだ直後に、わたしもこの本は読んだ記憶があるけれど・・・もう一度。
日曜日の午後、開け放した窓からそよそよ風が気持ちよく
寝転んで読んだ・・・そんな姿勢で読むのが適している感じの
伊豆の海辺の、まりあと陽子とつぐみの物語だった。
子供の読み物みたいな作品ではあるけれど
そこに・・・人が人らしくいきてゆく姿があふれていた。
さわやかな・・・一冊だった。
11冊目
「TUGUMI」
1989年、ばななさん25才の作品。
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2005.6.20(月)
吉本ばななさん・・・・12冊目。
「SLY」
左・・カバーをはずした
右・・カバー
辞書で調べたら・・・SLY・・・は、
1・・・ずるい。悪賢い。いんけんな。
2・・・(表情などが)意味ありげな、いたずらっぽい。
三人の若者(男性2人・女性1人)のエジプト旅行の話。
いろいろ複雑な三人の関係。
エジプトには、ばななさんとスタッフが実際に旅し、構想をねったらしい。
たくさんの絵・写真も掲載されたきれいな本だった。
この本も・・・他愛の無い若者の言動のなかに
人生をどうとらえるか・・・しっかり書かれていた。
しなやかに・・生きる若者がまぶしい。
月曜日ということで、ルネ西新にNINAエアロ60を受けに行くのに、
バスと地下鉄で読むために持参したのだけれど
のめりこんで・・・どんどん読み、
夕食後また・・・のめり込み・・・読み終えた。
1996年、ばななさん・・32才の作品。
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2005.6.22(水)
吉本ばななさん・・・13冊目
「N・P」
やはり若者4人が中心の物語。
これは・・ちょっと・・ミステリアスな話。
ルネ大橋にエアロ60を受けるためにバス・電車に乗るので・・
その往復と待ち時間にしっかり楽しんだ本。
この作品の中に・・・劇中劇じゃないけれど
小説・中・小説・・・というかたちでやはり「N・P」という
不思議な呪われた小説が出てくる。
珍しい作品だった。
ひきこまれる作品だった。
1990年発行。ばななさん26才の作品。
そして・・そして・・・
今日の・・・・嬉しい出来事!
グランドサンRくんのママから・・・すてきなプレゼントが届いた。
ママ手作りの・・・ココナッツタルト!!
これが・・・うまい!!
Rくんを出産したあと・・・病院の面会室でパパとママが二人で食べた・・・思い出のケーキ
だそうですよ〜〜〜!!
そして・・・パパ&ママ&Rくん・・・共同制作によるお手紙・絵手紙!!
8月末に第二子出産予定で、お腹も相当おおきくなり
だるいでしょうに・・・ほんとうにありがとう。
嬉しいプレゼントから、いっぱい元気をもらったので
わたしも・・・頑張ります。
もうひとつ・・・すばらしい出来事!!
夕方、長女からメールがきた。
「サンデー毎日、7月3日号に・・・キャトルリーフのことが載っているよ」
早速、近所のコンビ二で買ってきた。
あった・あった!
前のほうのグラビアのページに。
大きく写真が掲載され、
「ふだん舞台を観にいくことができない人を対象にミュージカルを上演しているボランティア劇団だが、
オリジナル音楽や、出演者の歌唱力など、その実力はプロ顔負け。
25席用意された体感音響システムの席で観ていた観客も、思わず目頭を押さえていた。」
と書かれていた。
医師、看護師、学生、会社員などで構成されるキャトルリーフ!
ハードな仕事をこなしながら、すばらしいミュージカルの公演をされている
皆様に、わたしは感動いたしました。
おからだに気をつけて・・これからも頑張られてください。
**********************
2005.6.26(日)
吉本ばななさん・・・・14冊目
「パイナツプリン」
本棚に並んだ、娘が置いて行ったばななさんの本の最後に残ったのが
この本だった。これはエッセイ集で、これまでの作品のエピソードや
感想なども書かれていて、また、ばななさんが好きな作家や歌手のこと、
友人のことなどが書かれていて、この本をラストに読むこととなったことに
「ラッキー!!」という・・・思いだった。
日曜日の朝、家族がまだ起きてこない静かな時間にしっとりと読み
読み終えた。おつかれさまでした。
私の読書プレイス。スポットライトが重宝。
さて、このあとは何を読むか?
娘が置いて行った・・・柳美里さん、江国香織さん。
夫の本・・・・・堀田義衛氏、大江健三郎氏。
などの・・・立派なハードカバー単行本が静かに本棚に並んでいる。
トップページにとぶっちゃろ!